『 文章力を付けることは難しくはない 』
「 自分には文章力がないんですよー 」
たまに聞きます。
そう言う人のほとんどが誤解しています。
そもそも文章力ってなんだろう?
素朴な疑問ですよね。
お答えします。
文章力とは、
あなたの伝えたい事を、伝えたい人に、文字で伝える力です。
難しい言葉を多く知っていて、
それらを器用に使いこなせる事が文章力ではありません。
語学力は小学校5年生レベルであれば大丈夫です。
どうですか?
それなら難しくはないでしょう?
2008年にフジテレビ系列で放送された
『 CHANGE 』( チェンジ )というドラマがありました。
木村拓哉さん主演の連続ドラマです。
小学校5年生の担任が国会議員になり、
そして総理大臣になるという内容です。
このドラマの中で、
難しい言葉ばかりを使って話す国会議員にたいして、
「 僕を小学校5年生だと思って説明して下さい 」
というセリフがあります。
これが大事なポイントです。
人は難しい言葉を使われると、
とりあえず分かったふりをしてしまいます。
意味を質問すればいいのですが、
分らないまま聞き流す人がほとんどです。
それは、
質問するとバカだと思われるから。
バカだと思われるのが嫌だから、
聞き返さずに済ませてしまいます。
これが聞き返さない理由のほとんどです。
( 話の流れを止めない気配りだとか、聞き返すのが面相臭い、などもありますけどね )
自分にはわからない言葉ばかり使う人の話が
面白いはずがありません。
実際の国会中継などを見て面白くないのは、
討論している話の意味が分からないからです。
知らない単語がたくさん出てくるからです。
面白いと思ってもらうには、
先ず分ってもらうことが必要です。
以前、屋外イベントの脚本を書かせていただいたことがありました。
通りすがりの人たちも立ち止まって観てもらえるような
お芝居にしたかったのですが、
音響設備の都合で、
後ろの方の席になると音が届かずに
セリフが聞こえない状態になってしまいました。
前の方に座って観ていた人たちは
面白がって盛り上がってくれました。
でも、
通りすがりの人は立ち止まってくれるのですが、
何をしゃべっているのか分からないので
結局通り過ぎてしまいました。
いくら面白いお芝居をしていても、
通りすがりの人に内容が伝わらなければ、
ただ
「 何かお芝居みたいなことをしている 」
だけになってしまいます。
あなたが、
とても役立つ情報を書いたとしても、
読んでくれる人に言いたいことが伝わらなければ、
ただ
「 何か難しいことが書いてある 」
と思われてしまうということです。
文章の基礎などについて書かれた書籍などを見ても、
「 小学校4年生でも分かる文章にすることが大事 」
と記載されているものが複数あります。
先ずは
多くの人に分かる言葉を使って書く
ことを意識して下さい。
それが文章力を付けるための第一歩です。
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