旅行記や体験記などの文章をエンタメの構成で書く方法
旅行などの体験記を何も考えずに書いていませんか?
「 上手くまとまっているな 」と思ってもらったり、あなたの経験に共感してもらえるような構成方法があります。
旅行記などにうってつけのエンタメの構成を説明します。
映画やドラマには、回想シーンというものがあります。
回想は主人公が思い出した過去です。
以前、回想シーンはセピア色に加工したりして表現されていました。
この回想を使った構成を用いることで、情報発信に向いた文章を組み立てることができます。
映画から解説
では、回想を使ったよくある戦争ものを例にします。
- 昔、戦争がありました。
- 老人が戦友のお墓の前で手を合わせています。
- 何故お参りにきたのか? その理由を語り始めます。
- 戦地で敵に囲まれて( 略 )戦友が身代わりに撃たれてしまった。
- だから、老人は今生きて戦友の墓の前で手を合わせているのです。
こんな感じです。
一つずつ説明していきます。
- 前置きです。戦争について語りますよ。ということです。
- 結論です。今、戦争は終わっていてこの老人は生きていますよ。を分からせます。
- 理由です。老人は何故ここにいるのかを語り出し、そのまま回想へとつながります。
- 具体例な説明です。回想シーンを使ってどのような事があったのかを説明します。
- 結論に話が戻ります。そんなことがあったから老人は生きて還ってこられて、戦友のお墓の前で手を合わせています。と、話をまとめます。
この構成にあてはめて、あなたの経験を書いてみましょう。
例えば、あなたが鳥取旅行をしたとします。
- 鳥取に旅行に行ってきました。( 前置き )
- とても印象に残る旅でした。( 結論 )
- どうして僕が鳥取に行ったのかというと、砂丘の写真を撮りたかったからです。( 理由 )
- 4月29日 鳥取空港からバスに乗って鳥取駅にむかいました。などなど( 説明 )
- 以上のように貴重な経験ができてとても印象に残る旅でした。( 結論 )
このように回想と同じ構成にします。
何故、この構成がいいのか?
あなたのブログを訪問した人の行動を流れで追っていきましょう。
- 先ずは鳥取旅行という文字を見て、興味を持った人が読み始めます。
- 結論を読み、あなたがこの旅行を良かったと評価していることを知ります。このことで読むための気持ちの準備ができます。「 最悪の旅行だった 」でもいいですよ。それならそれで「 何があったのだろう? 」と思って読んでくれます。
- あなたの動機・目的を知ります。あなたが何をしたくて鳥取に行ったのかを知ることで、その目的に向かって読んでくれます。方向性が分かることで安心して読み進めることができるのです。
- 旅行の説明です。( 一番文章の量が多くなる箇所です )
- そして、改めてまとめます。
※ 情報発信の記事では①はタイトルだと思って下さい。
この流れにすることによって、②で提示したあなたの結論を、この記事を読んだ人も実感を持って共有することができます。
いきなり書き始めるよりも、このように構成してから書きましょう。
まとまりが有りますし、共感を得やすくなります。
また、この構成は旅行記だけではなく、食リポや、バンジージャンプや、スキューバダイビングなどなど、色々な体験記に使えますよ!
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