『 文章の種類 』
コピーライティングは機能的価値と感情的価値のある文章を書く必要があると言われています。
構える必要はありません。
二つともあなたが日常的に使っている文章です。
ここでは、「機能性のある文章と感情に訴える文章」という言葉で説明します。
◆ 機能性のある文章とは? ◆
機能性のある文章とは何かというと、
- 事実を書き写したもの
- 記録
- 備忘緑 ( メモ )
- 情報を伝達
さらに分類すると、
- 勉学系 ―― 小論文、論文、学術書など
- 仕事系 ―― 業務日誌、報告書、企画書など
- 社会系 ―― 新聞記事、雑誌記事など
- 説明系 ―― 辞書、取扱説明書、法律文など
- 用件系 ―― ライン、メールなどで用件のみの文
- 記録系 ―― 日記、メモなど
情報を伝達する文章は特に大切です。
「 知りたい 」「 解決したい 」ことがあり、
それを解決するために必要な情報が書かれた文章です。
◆ 感情にうったえる文章とは? ◆
感情にうったえる文章は、言葉のままです。
人が持つ、悲しいとか、面白いとか、嬉しいとか、感情に触れたり、
感情を揺さぶり刺激を与える文章です。
さらに分類します。
- 日常系 ―― ラブレターなど
- 文化系 ―― 小説、詩、短歌など
機能的な文章よりも少ないですね。
この感情に訴える文章に使われている技術は必須です。
後々に解説しますので、少し心に留めておいて下さい。
機能性のある文章と感情に訴える文章は、読後感ではなく、その文章を読む目的で分類しました。
◆ 例外として ◆
新聞記事はいつ、どこで、誰が(誰と)何々をした。
という客観的な情報を知らせる記事が主に書かれていますが、
それでも記事を読んで感情が動くことがあります。
例えば、
政治家の汚職事件の記事を読んで頭にきたり、
殺人事件の記事を読んで嫌な気分になったりと感情が動きますよね?
このように機能性のある文章でも感情を動かすことがあります。
逆に、感情にうったえる文章でも感情に触れないこともあります。
例えば、
読んで感動の涙を流してしまうような小説でも、
内容に全く興味のない人からすれば、
心に触れるものはありません。
退屈という心境にはなりますけど (汗)
また、
新聞記事を感動する為に読むという人はいません。
説明書もそうです。
元気になりたい時に説明書を読んだりしませんよね?
まれにマニアな方が存在していて、
説明書を読むのが趣味で
「 読んでいるだけで幸せな気分になる 」
なんて人もいます。
……いえ、未確認です。
結婚式の招待状は如何でしょうか?
何時、どこで、誰と誰が挙式をする。
という情報と、あなたが出席可能か否かの質問です。
用件を伝える為の文だけですが、受け取った人によって、
「 あ、あいつ結婚するのか。先を越された 」とか、
「 三度目の結婚で式なんか挙げるなよ 」など、感情が動きます。
このように機能的な文章でも人の感情を動かすものは存在します。
◆ 結局のところ ◆
受け手によって違うのだということを理解して下さい。
機能性のある文章では、
「 役にたったぞ 」
「 初めて知ったよ 」
このような感想を抱いてもらえることを目指します。
そのためには書き方ではなく、内容の充実が肝心です。
※ なお、分類は僕が勝手にしたもので、学術的な規定などは参考にしていません。
◆ おまけ ◆
散文と韻文
コピーライティングに必要な知識ではありませんが、
文章について学んでいると目にする単語です。
僕も目に留まりました。
いい機会ですので、意味を調べました。
・散文とは
散文は文字数などの決まりにとらわれずに自由に書いた文章のことです。
決まりのない文という解説と、「 散 」という文字によって受ける印象から、
文章として一貫性のない、つじつまが合わない、
「 とっ散らかった文章 」だと思ってしまいました。
しかし、そうではなく、日記や手紙、小説や随筆なども散文にあたります。
「 散 」は、制限のない、という意味にとらえるそうです。
・韻文とは
韻文は定型や韻律、文字数などの定まったものに則って表現される文章です。
「 五・七・五 」で表現する俳句、
「 五・七・五・七・七 」で表現する短歌。
これらが韻文にあたります。
どちらも文字数、定型に則っています。
しかも、俳句には季語を入れるという約束事もあります。
韻文ではない文章が散文だと解釈すると分かり易いです。
◆ まとめ ◆
文書について基礎を取り上げました。
広く調べましたところ、見解が違う事項もあります。
突き詰めていくと限もありませんし、このサイトの目的からしても拘るところではありません。
ですので、深く追及せずにいます。
悪しからず。
『 元飲食店マネージャーが教える美味しい食レポを書く方法 』
ココナラというスキルマーケットで販売しています。
食レポに特化していますが、様々な体験記や映画などのレビューにも応用できます。
興味のある方は、先ずはこちらを。