Dr.キャッポーと睡眠学習マクラと透けるメガネを売る

BIZする文章術
コピーライティングにはどんなチカラがあるのか

※ メール講座Vol.15を記事にしています。

エージローです!

今日のメルマガでは、「 コピーライティングにはどんなチカラがあるのか 」を、お話していきます。

ここで、昔話をします。

わたしが中学生のころ、『 Dr.キャッポー 』という、うさんくさいマシーンがありました。

なんか、笑っちゃうようなネーミングです。

勉強をするまえに集中している状態かを確認して、できていなければα波のようなものがでる音が録音されているカセットをきく。という学習力を高めるための器械です。

中高生がみるような雑誌に、必ずといっていいほど広告がでていました。

仕組みは、電源を入れると赤いランプがつきます。

器械にあるセンサーの上に手を置いてα波を測定します。

赤が緑に変わったら、集中できる状態だから勉強を始める。

緑に変わらなかったら、付属のカセットテープを再生する。( 内容は知りません )

それを聞いているうちに集中できる状態になったら緑に変わる。

そうしたら、集中して勉強ができるので、面白いほど成績があがる。みたいな代物でした。

怪しいですよね?

それでも、「 成績が簡単に面白いようにあがる 」というような誘い文句にのせられそうになって興味がわいたのですが、けっきょく買いませんでした。

でも、友人がそのマシーンを購入していたんです!

遊びに行ったら、デスクの上に「 Dr.キャッポーがあるっ! 」

もともと頭が良かったやつなので、効き目のほどは分かりませんけど。

お金は親が払ったと思うのですが、多くの親は子供の成績があがるのなら多少の出費はするもんです。

この 「 Dr.キャッポー 」若い人は知らないと思います。

もしかしたら、お父さんお母さんが知っているかもしれません。

興味をもって聞いてみてください (笑)

―― 脱線につきあってくれてありがとうございます。

コピーライティングに話をもどしますね。

友人がなぜ、Dr.キャッポーという、あやしいマシーンを買ったのかというと、それがコピーライティングのチカラなんです。

人には「 楽をしたい 」という欲があります。

そして、ライバルに差をつけたい。人よりも優れていたい。このような欲もあります。

これらの欲にうったえるのが、コピーライティングなんです。

友人も、即、購入を決めたわけではありません。

心の中には「 怪しいよなー 」という思いもあったに違いありません。

その疑いの気持ちを打ち消すのがコピーライティングのチカラなのです。

すごいです。

そうそう、あと、当時は「 睡眠学習 」という言葉が流行りました。

授業中に居眠りをしていて注意されると、「 睡眠学習してましたー 」とか言って笑いをとっていました。

その睡眠学習という言葉の源は、やはり怪しげな器械です。

枕にカセットが仕込んであって、それを再生すると、寝ているだけで勉強ができてしまう。

という「 睡眠学習マクラ 」これまた怪しい商品。

これらの怪しい商品が、それなりに売れたのは、やはりコピーライティングのチカラです。

さらに思い出したのですが、当時こんなものもありました。

服が透けて見える「 透視メガネ 」欲しくないですか?

「 服が透けてみえるなんて、そんなことないよなー 」とか思いつつも、

「 もし、本当なら欲しいけど 」

「 いやいや、インチキに違いない 」

「 でも、もしかして本当だったら…… 」

という、迷いの気持ちが少なくとも生じるはずです。

僕だけですか?

少年の性欲をくすぐる商品ですよね。

この「 もしかして 」という気持ちの背中を押してしまうのがコピーライティングのチカラです。

しつこいですね (笑)

それにしても、ドラえもんの秘密道具のような商品がずらりとでてきました。

バカバカしい昭和の話ですが、令和の今でも騙される人がいます。

こんな広告をみたことはありませんか?

「 クリックするだけで1日の報酬3万円! 」

ありえないけれど、これに騙されてしまう人がかなりいるんですよね。

最初に見たときは、正直、僕もこころが揺らぎましたよ。

令和も昭和もあやしいものはいっぱいあります。

「 楽をしたい 」という欲につけこんだものです。

この欲がなくならない限り、あやしい商売はなくなりません。

ではでは。

エージロー

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