先ずは、キャッチコピーについてお話していきますね。
みなさんがテレビなどで見かけるキャッチコピーは別ものだと思って話をすすめていきます。
キャッチコピーは言ってみればタイトルです。
商品名ではありません。念のため (笑)
例えば、
あなたが、本屋や図書館を何げなく訪れたときに、先ずタイトルが目に入るはずです。
そして手に取って、表紙や帯などをみて、中身をみますよね?
そうです。
手に取る( 目を引く ) = つかみ = キャッチ
なんです。
人によっては帯に書いてある文章がキャッチコピーという人もいますが、第一印象を与えるものという考えだと、タイトルとしたほうが都合がいいので、このまま進めていきますね。
例えば、
今、あなたが読んでいるこの記事『 キャッチコピーを作るための3つの技術 』とタイトルされた記事も、無題だとしたら読みませんよね?
そのタイトルをみて、「 あ、必要な情報だ 」と思ったから読んでいるはずです。
それがキャッチコピーの役割です。
先ず、つかむこと。です!
ほぼ1行に凝縮された目を引くための文。
というか、長いキャッチコピーは考えものです。
例えば、
壁の貼り紙に、タイトルも何もなしで、全て同じ大きさの文字、全て同じ色の文字で、文章がずらずらと書かれていたとしたら?
読む気になりませんよね?
キャッチコピーは読んで欲しい本文に目を向けてもらうために書くのです。
こんなことが書いてありますよ。と、読む人を絞る作業をしているとも言えます。
これがキャッチコピーの働きです。
キャッチコピーは短いほどいい。
と言われています。
わたしも異論はありません。
でも、あまり文字数を気にしすぎると伝えたい言葉を削ってしまうことにもなります。
一応、理想的な文字数は15文字以内~28文字以内ともいわれています。
いくつかサイトを見て数えて文字数を数えてみたのですが、「 25文字以内がベストだ 」と言っている人のキャッチコピーの中に37文字のものがありました (笑)
ですから、ある程度は気にしたほうがいいと思いますが、神経質になる必要はありません。
ただ、短いほうが印象に残りやすいのも確かですね。
近年やけにタイトルの長い漫画とかありますけど如何でしょう?
「 私が霊界との交信ができるチカラを得た秘密をこれからイトコ目線で説明するから耳の穴かっぽじいてよく聞きやがれ 」
みたいな、なんだか長いやつです。
勝手に考えたタイトルですけどね。
長いタイトルの作品がなかったときに出た最初の1作ならインパクトはありますが、便乗するかのように、長いタイトルの作品が多数でてくると、もう区別がつきません。
マニアさんにはたまらないのでしょうけど「 なんだか長いタイトルだなー 」ということしか頭に入ってきません。
結局のところ、この作品のことを話題にするときは「 ワタレイ 」などと省略していますよね。
なんだかんだで、短いほうに分があります。
ということで、強引にまとめると、キャッチコピーの文字数はあまり気にしない。
でも、できるだけ短くなるようにすること。
です。
では、キャッチコピーの作り方を紹介します。
前置きなしでいきますね。
手順としては、
1 なにを
2 どのように
です。
ありがちなのが、「 どのように 」を先に考えてしまうことです。
そうすると、ターゲットをつかみそこなってします。
どうしてなのかというと、ターゲットとあなたならではの売り、という大事なことを忘れて自己中心的な文になってしまうからです。
コピーライティングは創作ではありません。
芸術的な表現とか、オリジナリティの追求などは不要なのです。
では、具体的にどうしたらいいのかと言うと、
1 なにを
・ターゲットを明確にすること
ざっとあげますと、
何歳? 男性? 女性? 職業?
などなど、を想定して
あなたの商品・サービスを求めていそうな人の欲を想像・リサーチします。
そこから、そのターゲットとなる人は、
・なにに困っているのか? なにに悩んでいるのか?
・なにに不満を感じているのか?
・どうなりたいと思っているのか?
これらについて考えていきます。
「 考えて 」と書きましたが、リサーチしてください。
ターゲットのことをリサーチするのがベストです。
2 どのように
・ターゲットが決まったら、その人がどんな人なのかノートに書き出します。
( このとき書き出した言葉はキャッチコピーだけではなく、本文でも使えますので、捨てずにとっておいてくださいね )
例えば、
・30歳代後半
・女
・派遣社員( 事務 )
・正社員になりたいけど、なれない
・景気が落ち込み契約を解除されないかと心配
・稼げるようになりたいと思っている
この女性のキャラクターを具体的にイメージできるようにできるだけイッパイ書き出してください。
例えば
・実家から上京して独り暮らし
・恋人がいるが、結婚は望み薄
・恋人は年下の飲食店アルバイト
などなど情報が多いほどよりイメージしやすくなりますよ。
そして、このターゲットを想像しながら、言葉を書き出します。
このような悩みを抱えた女性の心をつかむ言葉は何かなーと考えます。
例えば、
アフィリエイトの講座をこの女性に勧めるとして
「 稼ぎたい 」だけにフォーカスすると、「 このアフィリエイト講座は稼ぎたいというあなたにピッタリの講座です! 」というキャッチコピーになります。
でも、このキャッチコピーだと漠然としすぎですよね。
ターゲットを絞る意味もありません。
なので、ターゲットの女性のことを考えて言葉を選んでいきます。
「 突然、会社が倒産! それでも路頭に迷わないビジネススキルをあなたに 」とか、
「 明日仕事がなくなったとしても収入に困らないスキルが身に付く講座です 」とか、
「 彼氏さんの年収よりも0が一つ、中には二つも多い女性が続出 」なんて書きます。
時間をかけずに書いたので、コピーのできは追及しないでくださいね (笑)
でも、より具体的にイメ―ジできる文になっていますよね?
このようにして、ターゲットに響く言葉を使っていきます。
さらに、ここにあなたの商品・サービスならではの売りを書き加えます。
あなたの商品・サービス独自の売りはなんでしょうか?
他ではやっていないとか、こんなことしているのはあなただけしかいない。と考えるとアイディアが出てきやすいでしょう。
例えば、
「 気に入らなければいつでも返金保証 」とか、
「 月20万稼げるようになるまで追加料金なし 」とか、
「 他では絶対に教えてくれない秘密のマネタイズプロット 」とか、
あなたならでは、を打ち出していきます。
もちろん書いたことは必ず実行してくださいね。
ありもしないものをでっち上げるのもNGです。
また、あなたの売りを考える時は、
・他の人がしていない、売りになる「あなたの商品・サービス」はなに?
・お客さんはなぜ、あなたの商品・サービスを選んでくれるの?
・お客さんはどうしたら喜んでくれると思う?
これらを意識して考え出します。
ここからは、「 どのように 」商品キャッチコピーを作るのかをご紹介します。
商品キャッチコピーを作るための技術は3つです!
1 具体的にする
2 疑問形にする
3 オノマトペを使う
一つずつ解説していきますね。
1 具体的にする
あいまいな言葉ではイメージがわきません!
なので、「 具体的に 」伝えましょう。
例えば、
A 農家さんに作ってもらった無農薬のキュウリです。
B 群馬県にある嬬恋村の契約農家さんに作ってもらった無農薬のキュウリです。
A よりも B のほうが出所もハッキリしていて、しっかりとイメージできますよね?
では、もう一つ
A 早くたくさん稼げる講座
B 3日で10万稼げる講座
なんだか胡散臭いですが、こちらも A よりも B の方が具体的なので、読み手がメリットをしっかりとイメージできます。また、説得力も違ってきます。
このように数字にしたりして、より具体的にします。
場合によっては、この数字ももっと細かくします。
例えば、
私が3日で 98,864円稼ぎだした方法
如何ですか?
大雑把な数字よりも信ぴょう性が高くなりますよね?
曖昧な言葉の例をちょっとあげると、早く、たくさん、なんども、人気がある、などなどです。
あいまいな言葉は避けてできるだけ具体的にしましょう。
2 疑問形にする
疑問を投げかけると、人は反射的に考えてしまいます。
そして、その答えを知りたくなり、興味を持ってしまうのです。
ミステリー映画なんかもそうですよね?
犯人だれ? という答えを、知りたくなって観てしまう。
これをキャッチコピーにするには、最後に、問いかける形にしちゃえばいいのです。
例えば、
「 私が2週間で6キロやせた方法を知りたいですか? 」とか、
「 たった5分! いつもよりメイク時間を増やすだけで10歳若く見える女優の○○さんのメイク術を知りたくないですか? 」
いかがでしょう?
興味を持ちますよね?
3 オノマトペを使う
「 オノマトペ 」と聞くと、どうしても「 カトちゃんぺ 」が頭に浮かぶエージローです。
それはさて置き、オノマトペとは、フランス語で、擬音語や擬態語のことです。
擬音語とは、字のごとく、音を表現するものです。
「 ヒューヒューと風がふく 」
「 グーとお腹がなる 」
「コトコト煮込む」
などなどです。
擬態語は、情景や心情などです。
「 ツヤツヤの肌 」
「 ソファーでゴロゴロ 」
「 胸のモヤモヤ 」
などなど。
細かいことを言うと、擬声語、擬容語、擬情語、などにも分けられるのですが、気にしなくて大丈夫です。
オノマトペを使うと、映像が浮かびやすくなります。
映像が浮かぶと、感情を刺激して、購買意欲をあげる効果があります。
例えば、
・あつあつのタコ焼き
・ほかほかのじゃがバター
・鉄板の上でジュージューと焼かれるステーキ
なんだか食べたくなりませんか?
この他にも技術はありますが、
まずはこの3つを意識してみてください。
メインキャッチを最初に決めてから、補足となるサブキャッチを考えます。
メインキャッチだけで網羅しているのならサブキャッチは不要です。
考え方としてはメインキャッチでつかんで、サブキャッチで補足する。というイメージです。
例えば、
【 全品4割引き! 】 ← メインキャッチ
【 水揚げされたばかりの、ぴちぴちな魚が漁港から直送! 】 ← サブキャッチ
こんな感じです。
全品4割引き! だけでは、なにが4割引きなのかわかりませんよね?
でも、これが惹きになるのでメインキャッチにして、補足にサブキャッチをつけるんです。
人によっては「 この二つの文をドッキングさせてメインキャッチでしょ 」
という人もいますが、あまり深く考えなくていいですよ。
あと、デパートなどにある【 歳末大売出し! 】なんていうのも、メインキャッチですよね。
【 3,000円以上のお買い物で草津温泉1泊2日の旅が当たるクジが引けます 】なんていうサブキャッチがあったりします。
ではでは。
エージロー