『 講義( セミナー )中の困った質問の対処法 』
講義台本を作ったら、
どのような質問がくるのかを想定しておくといいのですが、
まさしく想定外な質問を投げかけられることがあります。
この不測の質問は厄介ですよね。
そこで、困った質問への対処法を3つご紹介します。
◇ 1 宿題
毎週行われているような、
次回がある講座でしたら、
素直に
「 宿題にしてください 」
と言ってしまいます。
気をつけたいのは、
その場でメモをとり、
絶対に忘れないことです。
宿題をだす立場なのに、
忘れてしまってはしゃれになりません。
以前、
ある講義を受けたときに、
この宿題を忘れた講師がいました。
半年の間に2回。
「 もしかしたら、結局わからなくて、うやむやにしているの? 」
などと、勘ぐった自分がいました。
信用できなくなります。
なので、
絶対に忘れないで下さい。
◇ 2 質問返し
単発の講座だと宿題というわけにはいきませんよね?
そこで、
少し姑息ですが……
「 ちなみに〇〇さんは、どういう意見をおもちですか? 」
などと、
質問を返します。
場合によっては数回。
答えを聞いているあいだに返答を考える。
という手です。
または、
「 Aだと思う人 」「 Bだと思う人 」などと、
他の受講者さんに投げかけて
挙手をしてもらいます。
その集計をふまえてまとめるなどして
答えとします。
質問内容によって応用してみてください。
また、
充分な準備をしてきたのに答えられない質問
というのは、
小難しいことを言っている可能性があります。
「 全員にわかる言葉でもう一度いってもらえますか? 」
と、頼んでもいいでしょう。
言葉が変わると
こちらもふに落ちることもありますので。
◇ 3 伏線
これが一番おすすめです。
講義の最初に、
「 あとで時間をとります。質問がありましたら、その時にお願いします 」
と、言っておきます。
そして、質問タイムになったら、
「 これから質問をお受けしますが、私もすべての質問にお答えできるわけではありませんが、可能なかぎり答えていきますので、よろしくお願いします。あと質問は今日の講義内容についてです。( 彼女いますか? くらいならお答えしますけどね )では、質問をお受けします 」
このように言えば大丈夫です。
( )は場の空気次第で。
言ういわないは、お任せします。
◇ 補足
受講者のなかには、
質問をしづらい人もいます。
大勢がいるなかで、
「 はい 」と手をあげて発言するのは勇気がいります。
可能なら、あなたは教壇から降りて、
後ろまでゆっくりと歩きながら
「 質問ありませんか? 」と声をかけます。
そして、教壇には後ろむきのままで戻りましょう。
もし、質問時間があまったら、
「 過去にこんな質問がありました 」と言って、
その質問と答えを話しましょう。
以上、
講義( セミナー )中の困った質問の対処法でした。
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