『 アドリブでスピーチをする時のテンプレート 』
いきなり「 話せ 」と言われて
困ったことはありませんか?
ここでは、
アドリブでスピーチをするときのテンプレートを紹介します。
そのテンプレートは、
日本人の殆どの人が知っている、
とある昔話をつかいます。
突然、話すことになるケースが多いのは、
冠婚葬祭でしょう。
そのような場に出席することは前もって分かっているのですから、
頼まれていなくても用意していくといいですね。
ただ、
そうそうあることではありません。
用意しても、
話す機会がないことが何度も続くと、
準備するのも面倒になってやめてしまいます。
でも、
そういう時に限って
スピーチなどを頼まれてしまうのは何故でしょう?
ビジネスの世界などでは、
5W1H を使って話す。
なんて言われていますが、
これ、すべて分かりますか?
それに、
とっさになんて出てきませんよね?
そこで、
日本人ならほとんどの人が知っている
『 桃太郎 』の冒頭を使います。
桃太郎といえば、
―― むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが、いました。
ですね。
むかしむかし → いつ When
あるところに → どこで Where
おじいさんとおばあさんが → 誰が Who
いました → 何をした What
Why と How がありませんが、これで充分です。
Why ( なぜ? )と、
How( どのようにして )は基本的には必要ありません。
急遽なのですから、
そんなに多くをカバーする必要もありません。
ここはできるだけシンプルにいきます。
例えば、
思い起こせば、10年前です。 → いつ
駅前のカルチャースクールで → どこで
僕は先生と → 誰が
出会いました。 → 何をした
となります。
さらに続くエピソードも
この順で話していきます。
そう言えば、入会してまもなくでした。 → いつ
スクールの近くのカフェで → どこで
先生と → 誰が
ばったり会ったことがありました。 → 何をした
その時、 → いつ
カウンターにいた → どこで
先生が → 誰が
大きな声で僕を呼んで、恥ずかしい思いをしました。 → 何をした
いかがでしょうか?
取りあえず
脈絡のある話になっていますよね。
最初は、
テンプレートを意識して話してみてください。
話しているうちに当時のことを思い出して、
次第に調子も上がっていきます。
ちなみに、以下は僕の経験した話です。
冠婚葬祭によばれるたびに、
密かに話を準備して出席していたのですが、
全くご指名はかからず、
いつからか面倒になって準備せずにいました。
ところが、
お世話になった先生の送別会で、
いきなり乾杯の発声を頼まれてしまいました。
その時に、
以前、だれかから教えてもらった
この桃太郎テンプレートを思い出し、
急場をしのぎました。
講師という人前で話す仕事をしていると、
依頼する側も「 慣れているだろう 」とか、
「 他の人よりは話せるだろう 」という考えで、
突然のスピーチを振ってくるんですよね。
あなたにも突然の指名がきたら使ってみてください。
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