修飾語は被修飾語の直前に置くようにする
修飾語は言葉を飾る単語です。
修飾語を使うことによって、より詳しく表現できます。
『 女性が立っている 』を修飾します。
『 ドレスを着た女性が立っている 』こうすることによって、どんな女性なのかを具体的にイメージすることができますよね?
『 ドレスを着た 』が修飾語で、『 女性 』が被修飾語です。
修飾語と被修飾語は、距離が離れるほど伝えたいことが弱まります。
例文
本当に私は彼のことが好きだった。
気持ちを書くと、その感情を強調する『 本当に 』などの言葉が先に出てきてしまいます。
手直し文
私は彼のことが本当に好きだった。
これで気持ちがより伝わります。
例文
今年一番は、夏に行った鎌倉へのドライブが思い出だった。
手直し文
今年一番の思い出は、夏に行った鎌倉へのドライブだった。
『 一番 』が『 思い出 』の修飾語です。
では、ちょっと考えてみて下さい。
例文
どうして、彼はさよならも言わずに出て行ってしまったのだろうか?
手直し文
彼はどうして、さよならも言わずに出て行ってしまったのだろうか?
この例文では『 どうして 』と『 さよならも言わずに 』の二つが修飾語です。
被修飾語は『 出て行ってしまった 』です。
如何ですか?
客観的に読んでみると、例文には違和感がありますよね?
文章は書いたら読み返すようにして下さい。
特に感情的な文を書いたときは,修飾語と被修飾語の位置に気を付けて下さい。
修飾語はできるだけ被修飾語の直前に置くようにします。
ではでは。
エージロー