「 てにをは 」は、文章をくり返し読んで身につける
『 てにをは 』聞かなくなりましたね。
海で 真実に 人を 私は
上記のように、『 て に を は 』を用いているから『 てにをは 』と言うわけではありません。
漢文を読解するときの法則が元になったそうです。
『 てにをは 』は助詞のことです。
父が 母も
『 が 』や『 も 』も『 てにをは 』になります。
この『 てにをは 』は、文法上の規則性が複雑です。
分かりやすく解説された書籍はまだありません。
当然、僕にも無理があります。
感覚で身に付けていくのが現状です。
ですので、例文をいくつか挙げることにします。
× 劇団員全員を登場する。
○ 劇団員全員が登場する。
○ 劇団員全員を登場させる。

○ 劇団員全員が登場する。
○ 劇団員全員を登場させる。

× 私は何かよくないことが起こるように思える。
○ 私には何かよくないことが起こるように思える。
○ 私は何かよくないことが起こるように思う。
○ 私には何かよくないことが起こるように思える。
○ 私は何かよくないことが起こるように思う。
× 子供の頃では思いつかなかった遊びだ
○ 子供の頃には思いつかなかった遊びだ。
○ 子供の頃には思いつかなかった遊びだ。
× 友達のアパートに寝泊まりしている。
○ 友達のアパートで寝泊まりしている。
○ 友達のアパートで寝泊まりしている。
× 改めて親の大切さを気が付いた。
○ 改めて親の大切さに気が付いた。
○ 改めて親の大切さに気が付いた。
× 彼を好きです。
○ 彼が好きです。
○ 彼が好きです。
× 前回でも言ったが、彼女を怒らせるな。
○ 前回も言ったが、彼女を怒らせるな。

○ 前回も言ったが、彼女を怒らせるな。

× ローストビーフを酢飯で巻いた。
○ ローストビーフで酢飯を巻いた。
○ ローストビーフで酢飯を巻いた。
× 観たかった映画がやっている。
○ 観たかった映画をやっている。
○ 観たかった映画をやっている。
× 結婚式での写真を見てみたい。
○ 結婚式の写真を見てみたい。
○ 結婚式の写真を見てみたい。
× 1週間前では雨が全く降らなかった。
○ 1週間前は雨が全く降らなかった。
○ 1週間前は雨が全く降らなかった。
× 新婚旅行でのお土産をもらった。
○ 新婚旅行のお土産をもらった。
○ 新婚旅行のお土産をもらった。
× オーストラリアを行ってみたい。
○ オーストラリアに行ってみたい。
○ オーストラリアを訪ねてみたい。
○ オーストラリアに行ってみたい。
○ オーストラリアを訪ねてみたい。
『 行く 』と『 訪ねる 』は同じ意味なのに、『 に 』と『 を 』で助詞が違います。
このような使い方もあるので、法則を確立しづらいのでしょう。
最後に助詞を抜かしている例を紹介します。
× 犬 大好きで5匹も飼っている。
○ 犬が大好きで5匹も飼っている。

○ 犬が大好きで5匹も飼っている。

× 会うたび 彼女のことを好きになった。
○ 会うたびに彼女のことを好きになった。
○ 会うたびに彼女のことを好きになった。
改めてみると僕も怪しいものがありました。(笑)
普段から意識をしないといけませんね。
ちなみに、
『 ローストビーフを酢飯で巻いた 』は、この記事を書いているときに、テレビ番組でレポーターさんが言った言葉です。
明らかに酢飯のローストビーフ巻きでした。
意識していると、日常で目や耳にする言葉の違和感に気がつくようになります。
揚げ足などをとらないようにして、あなたの文章力の向上につなげて下さい。
ではでは。
エージロー