『 かみ合った文章にするために 』
① 主語と述語
ここでは食い違いのない文章を書くための方法をお話します。
文章をかみ合わせること。
その 1 です。
文は長くなるほど始まりと終わりの間にはいる言葉が多くなります。
多いほどかみ合わないことに気づかず、
句点をうって文を結んでしまうことがあります。
ここでは、主語と述語のかみ合わせを確認します。
例文
この鶏肉の消費期限は,冷蔵庫で保存した場合、3日後の4月7日まで食べられる。
主語は『 消費期限は 』です。
述語は『 食べられる 』です。
主語と述語だけをつなげて確認します。
『 消費期限は食べられる 』
かみ合いませんよね?
手直し
この鶏肉の消費期限は、冷蔵庫で保存した場合、3日後の4月7日までです。
または、
この鶏肉は冷蔵庫で保存をした場合、4月7日まで食べられます。
上は『 消費期限は 』が主語で、
『 4月7日までです 』が述語です。
下は『 鶏肉は 』が主語で、
『 食べられます 』が述語です。
かみ合っています。
では、試しに考えてみて下さい。
例文
議員の言い訳は「 秘書が勝手にやったことだ 」と言って、知らぬ存ぜぬを貫き通した。
如何ですか?
手直し
議員は「 秘書が勝手にやったことだ 」と言って、知らぬ存ぜぬを貫き通した。
『 言い訳は貫き通した 』では
おかしいですね。
『 議員は貫き通した 』となると
主語と述語がかみ合います。
このように変えても言いたい事は同じです。
手直し
議員は「 秘書が勝手にやったことだ 」という言い訳を貫き通した。
議員の言い訳は「 秘書が勝手にやったことだ 」の一点張りだった。
文を書いてから確認するときは、
主語と述語の間を隠すなどしてもいいですね。
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