『 文章を簡潔にするために 』
④ 必要なつなぎ言葉
ここでは分かりやすい文章を書くための方法をお話します。
なにしろ文章は簡潔にすること。
その 4 です。
「 文章を簡潔にするために 3 」では、接続詞などは削れるときがあるとお話しました。
その例外をこの記事ではお話します。
- 順序立てて物事を説明していくとき
例文
僕がネットビジネスを始めた理由は二つあります。
先ずは、仕事の将来性に疑問を感じていたからです。
「 これからAIの時代に突入し、人の仕事がどんどんと減っていく 」
と、よく耳にします。
僕の働いている工場でもロボットの導入を検討し始めました。
人件費の削減だそうです。
「 僕の仕事がなくなるのも時間の問題ではないか? 」
不安で仕方がありませんでした。
次に、「 稼げます 」
という言葉につられたからです。
工場の月給は手取り15万円です。
いくらなんでも少なすぎます。
最近、彼女ができたのですが、
デートは割り勘です。
プレゼントを買ってあげることもできません。
たまには割り勘ではなくて、
おごってあげたいし、
プレゼントも買ってあげたいのです。
如何ですか?
「 先ずは 」と「 次に 」と書くことで、
それぞれが、
理由その 1 と、その 2 だとハッキリします。
読み手に親切なので残します。
- 話の方向が変わる場合
削ると不親切な文になってしまうことがあります。
前の文と後の文で話の方向が変わる場合は、
つなぎ言葉を残します。
例文
天気予報によると、
今日の降水確率は10%だ。
傘を持って出かけた。
それは、
「 帰りの時間帯に夕立の可能性がある 」と
祖母が言ったからだ。
祖母の予感は雨曇レーダー以上なのだ。
如何ですか?
違和感ありますよね?
「 傘を持って出かけた。 」という文の前に
「 だけど 」といれてみます。
また、「 それは 」は余計なので削ります。
手直し
天気予報によると、
今日の降水確率は10%だ。
だけど、傘を持って出かけた。
「 帰りの時間帯に夕立の可能性がある 」
と祖母が言ったからだ。
祖母の予感は雨曇レーダー以上なのだ。
いかがでしょうか?
「 でも 」「 しかし 」「 とは言え 」など、
逆接のつなぎ言葉は残しましょう。
話の方向が変わったことが分かります。
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