『 文章を簡潔にするために 』
③ 文と文をつなぐ言葉を削る
ここでは分かりやすい文章を書くための方法をお話します。
なにしろ文章は簡潔にすること。
その 3 です。
一文を短くするために句点をうって文を区切ると簡潔になります。
この記事でお話しました。
その際に接続詞などで、
前と後ろの文をつなぐことがあります。
この文をつなぐ言葉を削ることで、
更に文章を簡潔にできます。
例文
どしゃ降り雨の中を二人で歩いて行くと、たどり着いたのは寂れた商店街だった。
この一文に句点を入れます。
どしゃ降り雨の中を二人で歩いて行った。
そして、たどり着いたのは寂れた商店街だった。
このように手直しをします。
ここで考えるのは
接続詞の「 そして 」が
なくても意味が通じるかどうかです。
手直し
どしゃ降り雨の中を二人で歩いて行った。
たどり着いたのは寂れた商店街だった。
いかがですか?
意味は通じますよね?
一文だったものを二文にすると、
つなぎ言葉を付けたくなります。
でも、
なくても意味が通じることがよくあります。
注意して下さい。
実際に手直しをするときは例のように二段階で考えず、
句点を打って分ける時点でつなぎの言葉が必要か考えましょう。
例文
鉄板料理を出すときに、「 熱いのでお気を付けください 」と言っているのは、以前やけどをしたお客様がいたからだ。
手直し
鉄板料理を出すときに、「 熱いのでお気を付けください 」と言っている。
それは以前、やけどをしたお客様がいたからだ。
いかがですか?
「 それは 」は書いていなくても意味が通じますよね?
このように削ってみて下さい。
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